ゆめのもりについて
子どもにとって幸せとは何か?ありのままの自分を受け入れ、周りの人にも受け入れてもらう。
私たちが長年保育に携わりたどり着いた保育観です。穏やかな時間のなかでかけがえのない一瞬(とき)を自分らしく生きる事。いつの時代もそうですが、生きにくい社会に入っていく前に私たち大人が子どもたちを受容し、無償の愛で育むことで未来をみつめ、しっかりとした足取りで歩んで行ける大人になってほしいと思います。
また、多様な世の中になり子育ての情報があふれているなか、乳幼児期に本物に触れ、様々な体験をすることで自分の意志で物事を選択する力も養っていってほしいと思います。
私たちは保育士として、子育て経験者として子どもを取り巻く仲間として利用者の気持ちに寄り添い、サポートをしていきたいと思います。
保育園概要
施設名 | ゆめのもり 保育園 |
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施設・事業所の種類 | 保育所(認可保育園) |
開設年月日 | 平成29年4月1日 休日:日・祝日・年末年始(12/29日~1/3日) |
施設長 | 菅野 留美 |
施設面積 | 407.11m2 |
定員 | 60名 |
所在地 | 千葉県船橋市前原西7-1-19 前原駅より徒歩約6分、JR津田沼駅より徒歩約12分 |
連絡先 | TEL 047–406–4700 / FAX 047-406-4702 mail:info@yumenomori.jp |
設置事業者 | 株式会社ゆめの森 代表取締役 田中朋子 |
アクセスマップ
千葉県船橋市前原西7-1-19
前原駅より徒歩約6分、
JR津田沼駅より徒歩約12分
津田沼よりバスを利用の場合、
バス停:前原角より徒歩約2分
ごあいさつ
「ただいまー!」と朝、お家から帰ってくるひだまりの子どもたち。
子どもがありのままの自分でいられる保育園づくりをしたいという思いで “ひだまり保育園・ゆめのもり保育園” を立ち上げました。
人の評価に惑わされず、しっかりと“自分”をもった大人に、そして自己肯定することで人を愛せる大人になってほしいと願っています。決して何かを身につけさせるとかやらせるのではなく子どもが遊びを選んで、制止されずに満足するまで楽しむ環境を心がけています。
保育者が決めた時間にいっせいにトイレ、食事という場面はありません。その子のリズムやしぐさを見て誘っていくのです。
保育者がわらべうたを歌い始めました。どこからか聴いている子が集まってきていろいろな遊び歌を楽しみます。その時は遠目で見ていた子がある時ひとり遊びで保育者の動きを真似て口ずさんでいる姿が見られます。その子は今を選んだのです。とても素敵な表情です。保育者にさりげなく“あなたすてきね”と言葉でなくうなずく事、その子は人が大好きになります。
大正・昭和期の幼児教育の父、倉橋 惣三著の「育ての心」にこんなことが書かれてあります。
「子どもは心もちに生きている。その心もちを汲んでくれる人、その心もちに触れてくれる人だけが子どもにとってはありがたい人、嬉しい人である。子どもの心もちは極めてかすかに、極めて短い。濃い心もち、久しい心もちは誰でも見落とさない。かすかにして短き心もちを見落とさない人だけが 子どもと共にいる人である。・・・省略・・・多くの人が原因や理由を尋ねて、子どもの今の心もちを共感してくれない。・・・その子の今の心もちにのみ、今のその子がある。」 保育の原点に戻れる言葉です。
私たちは決して新しいことをしようとしているのではなく、「本物を大切にしてゆっくりゆっくり歩もうよ」という思いでいます。この思いに共感し、応援や協力をして下さった皆様に感謝するとともに何よりゆめのもりを選んで下さった保護者の方々に御礼申し上げます。 これからも保育の実践を重ね、一歩一歩進んでいきたいと思っています。
(株)ゆめの森 代表 田中 朋子
経営理念
- ●利用者とその家族の立場に立って考え、信頼しあえる子育て仲間として福祉サービスを提供していきます。
- ●地域社会とのコミュニケーションを大切にし、地域に親しまれる法人を目指します。
- ●職員一人一人が感性を磨き、創造性や自己肯定感のある大人になり、明るく生きがいのある職場を目指します。
ゆめのもりのあゆみ
育ての心はいつの時代になっても変わりません。変わってはいけないと思います。
昭和59年、まだ保母さんと呼ばれていたころ私は足立区立の保育園に務めました。
そのころの先輩方から「保育技術より子どもの心もちを大切に・・・。」「愛情をこめた保育を・・・。」という教えを受けました。保育の根っこにこだわった本当の意味での保育を新人の頃から学ばせて頂きました。それがまさに倉橋惣三さんの「育ての心」でした。
0歳保育の担当制を導入したのもこのころからでした。
あれから30年。私も子育て、共働き、公立、私立保育園と様々な経験をしてきました。
ただ、ふと気が付くと世の中はずいぶん変わり、時間の短縮化、効率化により何をするにも便利になりましたが、便利の代償は計り知れないものになってしまったように感じます。環境ホルモン、電磁波が体をむしばみ、生活面だけでなく、食文化の欧米化によりジャンクフードが当たり前のように食べられ、そのころから保育現場では何だか子どもがおかしいよと感じ取れるようになりました。コミュニケーションが苦手な子、いわゆる「困った子」としてレッテルを貼らされた子どもはどんどん孤立していく。親子で孤立していく。暗いトンネルの中でもがき苦しみ行きつくところは病院。薬の投与が始まる。発達障害、引きこもりという言葉が独り歩きし、人が人として生きることが難しくなってしまいました。
親子が幸せに暮らせる保育園を創りたい・・・。
50歳を目の前にして長年の夢だった小さな保育室を開くことにしました。
父の家をまがりさせてもらったので父の名にちなんで「こうめ保育室」と名づけました。
子どもは3歳の女の子、1歳の男の双子ちゃん、0歳の女の子の4人と私とご近所の方、そして梅ジージとの生活が始まりました。
遊びも食事もすべて子どもと一緒。まさに生活=遊びです。野菜・米を洗うのも本物に触りながらの水遊び。お米を一緒に洗う。おなべがぐつぐつしている音、湯気に感動し、洋服が汚れればたらいで洗濯・・・。
羊毛で野菜を作ったり、木の実を拾ってきておままごとに使ったり、庭に咲く花を小さな花瓶に飾ったり、にじみ絵、人形遊び、わらべうた・・・。
何よりの発見がジージと子どもの付かず離れずの関係。お互いとても心地よさそうだったことです。
散歩での歩く速さ、遊びの中でのいい距離感。ジージは子どもに媚びることもなく邪魔にすることもなく、余計に子どもの世界に入らない。父には失礼ですが、森の老樹がいるような感じです。そこにいるだけで存在感、安心感が生まれました。
汐見先生主催のエデュカーレ読者会でご縁を頂いた、ミネラルと食事の研究をされていた国光さん、元保育士発達障害の子のデイサービスを始めようという前島さん、現在ゆめのもりの第三者委員として貴重なアドバイスを頂いている元保育園園長進藤さん、現大田区保育園園長大橋さんとの出会いがこうめでの私を成長させてくれました。
微量ミネラルを含んだ三合わせのだし、無添加の食材、水煮食品はやめ、「日本人が食べてきた当たり前の物を当たり前に食べる。」と食事作りを始めたのがこのころからです。
「保育は食を大切にすることから始まる」の原点に戻れたのもこのころからです。
こうしてこうめ保育室が2年目を迎えた時、親御さんから背中を押され私の保育園創りが始まりました。
平成25年9月9日ひだまり保育園がスタートしました。(園児2人)
船橋市役所保育課の方が、私の話を熱心に聞いてくださり、それから皆さまにずっとお世話になっています。
少しずつひだまりの仲間が増え、平成28年4月1日より滝台の林さんのご厚意で、
小規模保育園「ひだまり滝台保育園」を開設しました。
そして今、前原の脇田さんのご厚意を受け、また、ひだまり保育園・ひだまり滝台保育園の卒園生保護者からも応援していただき、平成29年4月1日より認可保育園「ゆめのもり保育園」を開設する予定となっております。
どの園も「こうめ」時代の思いは変わらず「保育の質」にこだわった保育を実践させて頂いていきます。
皆々様のご支援を受け、日々精進していく所存ですので今後とも「ゆめの森」をよろしくお願い致します。