空気が澄み渡ったある秋の日、5歳児どんぐりぐみの皆は自然観察会に参加しました。
向かう先は保育園の裏の「天野植物園」さんです。
去年に引き続き、近隣の「虫博士」こと自然観察指導員の仲川さんの案内で、いざ出発です!
天野植物園さんは、主に植木の仕事をしているそうですが、広い広い敷地は、どんな風になっているのでしょう!
どんぐりぐみの皆はドキドキワクワクしながら、裏門から天野植物園さんへ進みます!
まず目に入ったのは、皆の背よりも高いコスモス畑です。
濃いピンク色と白色のコスモスがたくさん咲いています。
これは天野さんの身内である近隣の植草さんが、ゆめのもりの皆の為にと春に種まきをしてくださった物です。
コスモスには花びらが何枚あるかご存知ですか?
皆で数えてみます。
「1枚2枚…8枚だ!!」
そう、コスモスは数少ない8枚花びらの花の仲間だそうです。
ここで遊びを1つ。
花びらを1枚おきに取り、4枚の花びらを残します。
そして両手で茎を挟み、竹とんぼの要領で飛ばすと「コスモスとんぼ」の出来上がり~!
さぁ、次は果物の木を見ていきましょう。
まず最初はみかんの木です。
鼻を近づけて香りを楽しむ子もいました。
次の木の前に行くと「これ何~?」「見たことない!」の声が聞こえてきます。
そう、これはザクロです!
初めて見る子がほとんどです。
そんな皆に仲川さんは「食べてみようか」と言って下さりました。
思ったより酸っぱかったこと、こんなに小さい実なのに中には種が入っていたこと。
そんなことを発見しながら、喜んで試食していました。
少し歩いていくと、今度は柿の木がありました!
とっても美味しい柿のようで、鳥さんが食べに来ていましたよ。
最後に見せていただいたのは、キウイの木です。
天野さんの敷地のキウイは、天野さんがオーストラリアまで行って作り方を学び、雄の木と雌の木を持ち帰って現在の数まで広げたそうです。
凄いですよね!
キウイ棚のある広い敷地では、思い切り走って遊びました。
そんな中で見つけた虫は、すぐに虫博士に聞いてみます。
虫眼鏡や図鑑を使い、虫博士と一緒に虫を調べる姿は、さすがどんぐりぐみさんだなぁと思いました。
最後は背高のっぽのコスモスを沢山採らせていただき、満足気な子どもたちでした。
ザクロもお土産にいただき、保育園の皆にも見てもらうことが出来ました。
今年もこのような貴重な経験をさせていただいた近隣の天野さん、仲川さん、植草さん、本当にありがとうございました。