今年は天候の関係でさんまが不漁だったとか。
そんな理由から例年よりも少し遅めの「さんま祭り」となりました。
目の前に並ぶ本物のさんまたち。
なかなかこんな光景はありません、子ども達は目を丸くしています。
最初はなかなか手を出さない乳児さんたち。
恐る恐る一人の子が触れてみると、そこからは「僕も!私も!」と言わんばかりに手を伸ばし始めます。
幼児さんたちもやはり恐る恐る…「うわ!冷たい!」「なんかヌルヌルするね」「生きてるの?」などなど興味津々で触れています。
中には触った手の匂いを嗅いで顔をしかめる子も。
「これ、どうするの?」
「今日のお昼はさんま?」
の声が聞こえてきました。
「うん、そうだね、みんなで食べようか。」
「やったー!!」
そんなやり取りがあり、どんぐりぐみのお友達が水できれいに洗い、ホットプレートに並べてくれます。
待つこと数分。みんなが遊んでいると何とも言えない良い香りが。
匂いに誘われるように、お腹も空いてきます。
焼きたてのさんまを開くと骨がたくさん!
「ママがいつも骨を取ってくれるんだよ」
「そうだね、骨が喉に刺さらないように、しっかり取らなくちゃね」
さんまは冷たい事、ヌルヌルしていた事、生臭かった事、焼くと良い香りがした事、骨がたくさんあった事。
子ども達は五感を使って、さんまを楽しみました。
こうして私たちは命を頂いて生きていくという事、それをこの行事を通して感じてもらえたら嬉しいです。