ままごと遊びにはかかせないお人形。子ども達は、ぬくもり、適度な重さ、抱き心地のいいこのお人形が大好きです。抱っこしてミルクを飲ませたり、おんぶをして左右に体を揺らして寝かしつけたり、お出かけするときも一緒です。顔の表情、髪型、肌の色、それぞれに特徴があるので、子どもの中には「わたしの赤ちゃん」が決まっている子もいます。
ウォルドルフ人形は、ルドルフ・シュタイナーの教育思想を背景に今のドイツを中心に生まれた人形です。シュタイナーの教育の営みは、子どもが「自由な自己決定」を行う事ができる「人間」となるための「出産補助」であるという意味です。「楽しい時はわらってる」「悲しい時は泣いている」「困ったときは慰めてくれる」子どものその時の気持ちを表情で表してくれる人形です。そんなお人形を、人形作家の當間吉美さんが、ゆめのもり保育園の開園に合わせて沢山作ってくださいました。ひと針ひと針思いを込めて、丁寧に作っていただいたお人形たち。きっと子ども達にとってかけがえのない存在になるでしょう。